水は生命の土台です。
「水はカロリーがないから栄養ではない」そう思っていませんか?
確かに、水にはカロリーも糖質も糖質もタンパク質も含まれていません。
ですが、水がなければどんな栄養素も吸収・代謝されず生命維持できません。
近年、世界保健機構(WHO)をはじめ、水を「5大栄養素に次ぐ、6大栄養素」として正式に位置づける動きが広がっています。
それほどまでに、水は身体にとって必要不可欠な存在なんです。私たちは”食べる”よりも”飲む”ことを忘れてはいけないのです。
水は身体の約60%を占めるんです。
水は、血液・体温・代謝・解毒・消化すべての媒体なんです。
人間の身体の約60%は水でできています。体重60kgの人なら、36リットルもの水分を体内に抱えて生きているのです。
水は単に「喉の渇きを癒す」だけのものではありません。
以下のような重要な働きを担っているんです。
・血液やリンパ液の主成分として栄養・酸素を運ぶ
・老廃物を尿、汗として排出する解毒機能
・体温を調整する冷却システム
・消化酵素や胃酸などを作るための素材
・代謝酵素の働きを助ける
たとえば、ビタミン・ミネラル・タンパク質といった他の栄養素も、水という”運び屋”がなければ細胞に届けられません。血液がドロドロになれば、酸素も栄養もスムーズに運ばれず、代謝のスピードも落ちてきます。
また、私たちのエネルギーを作る「ATP産生」も、すべては水が関わってきます。
つまり、水がないとエネルギーも作れないというわけです。
水がないと生きていけない理由
わかりやすい例として、
皆さんは、断食とかってしたことありますか?
映画とかで、急に砂漠などに置いていかれて、食べ物がなくなっちゃったっていう時も、水さえあれば数日生き延びれるんです。
人間は水と睡眠をっとていればある程度生きられるのです。
食べ物なしで水だけでも2〜3週間生きられます。
しかし、水を1滴もとらなかったらせいぜい4〜5日で命を落とすことになるんです。
これからわかるように、水が無い状態で継続して生命を維持していくことはかなり難しいことなんです。
水がなければなにも始まりません。
水は栄養素を働かせる「潤滑油」であり、「運搬役」でもあります。
炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルをどれだけ摂っても、水がなければうまく身体は動かないのです。
だからこそ、現代の栄養学では「水を第6の栄養素」として位置づけているのです。
特に日本人は”水をこまめに飲む習慣”が弱いと言われています。では1日に水はどれくらい飲めばいいのでしょうか?
水ってどれくらい飲めばいいの?
水の飲む量が、1日1リットル未満の人も少なく無いと思います。成人であれば1日1.5リットル〜2.5リットルは目標にしたいところです。(食材からの水分も含む)
・朝起きたらコップ1杯
・食事前に1杯
・入浴前後に1杯
・寝る前に少し
こうしたこまめな水分補給を意識するだけでも、身体の調子が驚くほど変わります。
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水はただの透明な液体ではありません。
体を動かす、栄養を活かす”生命の燃料”の1つです。