広告 サプリメント 栄養の基礎

【必須アミノ酸】いくら鍛えても筋肉がつかない人へ。その理由はアミノ酸代謝にあります。

筋肥大を加速させる鍵!必須アミノ酸の代謝と効果的な摂取法

筋肉をつけたいなら、ただプロテインを飲むだけでは不十分です。
本当に効率よく筋肥大を目指すには、「必須アミノ酸の代謝」を理解することが欠かせません。今回は、必須アミノ酸の種類や働き、代謝の流れ、そして効果的な摂取タイミングについてわかりやすく解説します。

必須アミノ酸とは?

体内で合成できない9種類のアミノ酸

アミノ酸は、タンパク質を構成する最小単位です。
中でも「必須アミノ酸(Essential Amino Acids:EAA)」は、体内で合成できないため、食事やサプリメントから摂取する必要があります。

 

代表的な必須アミノ酸9種類:

  • バリン
  • ロイシン
  • イソロイシン(これら3つはBCAAと呼ばれる)
  • リジン
  • メチオニン
  • フェニルアラニン
  • スレオニン
  • トリプトファン
  • ヒスチジン

ヒスチジンは以前、成人では非必須とされていましたが、現在は体内合成量が不十分とされ、必須に分類されています。

必須アミノ酸の働きと代謝のメカニズム

BCAAの役割:筋肉の40%を構成

特に重要なのがBCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)。
筋肉中のアミノ酸の約40%を占め、トレーニング時のエネルギー源にもなるため、筋肥大に直結する栄養素です。

ケト原性と糖原性アミノ酸

必須アミノ酸は、以下のようにも分類されます:

  • ケト原性アミノ酸:ロイシン、リジン(糖質不足時にケトン体の材料になる)
  • 糖原性アミノ酸:その他のアミノ酸(糖新生に使われ、血糖値の維持に貢献)

一部(イソロイシン、トリプトファンなど)は両方の性質を持ちます。

糖質制限とアミノ酸の消耗

ケトジェニックダイエット中の筋分解リスク

「ケトン体を作れるアミノ酸(ロイシン・リジン)を摂っていれば、筋肉は分解されないのか?」という疑問を持つ方も多いでしょうか?

答えはNOです。
糖質を極限まで減らすと、赤血球やDNA合成などに必要な“グルコース(糖)“を確保するために、筋肉のアミノ酸が分解され糖新生が起こります。

長期間の極端な糖質制限は、筋肉量の維持にマイナスになる可能性が高いため注意が必要です。

アミノ酸の代謝経路と吸収の流れ

食事から摂ったタンパク質の代謝フロー

  • 胃でタンパク質が分解
  • 十二指腸でアミノ酸やペプチドにさらに分解
  • 小腸で吸収され、門脈を通って肝臓へ
  • 肝臓でアルブミンなどの血清タンパク質に合成される

この流れを経て、血中アミノ酸濃度が上がっていきます。
使われなかったアミノ酸はアミノ酸プールに蓄えられ、さらに余ると脂肪や糖へと変換されます。

消化酵素の不足による代謝の個人差

酵素不足でアミノ酸濃度が上がらない?

タンパク質の消化には「プロテアーゼ」という酵素が必要です。
ペプシンやブロメラインなどが代表的ですが、病気や遺伝的要因によってこれらの酵素が不足している人は、アミノ酸の吸収効率が下がることもあります。

たとえば乳糖不耐症の人はラクターゼが不足しており、同様に消化酵素の補助が必要になるケースもあります。

吸収速度の違い:EAA vs プロテイン vs 食事

タンパク質源 血中反映までの時間
食事(肉・魚など) 約4~6時間
プロテイン 約1~2時間
EAAサプリメント 約30分

即効性が必要なタイミング(例:トレーニング前後)では、EAAプロテインの活用が有効です。

即効性が必要なタイミング(例:トレーニング前後)では、EAAやプロテインの活用が有効です。

筋肉で代謝されるアミノ酸:BCAAの特徴

多くのアミノ酸は肝臓で代謝されますが、“BCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)“は筋肉内で代謝される珍しいアミノ酸群です。

この代謝は以下のような酵素によって行われます

  • BCAAトランスアミナーゼ
  • BCKDH(分岐鎖α-ケト酸デヒドロゲナーゼ)

運動中にこれらのアミノ酸が不足すると、筋タンパクの分解が促進されるため、トレーニング時はBCAAを多めに摂取するのが理想的です。

まとめ:筋肥大を目指すなら必須アミノ酸の代謝を理解せよ

筋肉を増やしたい人にとって、アミノ酸の代謝の知識は最重要レベルです。どのアミノ酸をどのタイミングで、どのように摂取すれば良いかを理解することで、筋肥大の効率は大きく変わります。
特にBCAAの代謝や、吸収の早いEAAの活用は、パフォーマンス維持・筋合成促進に直結します。

投稿者アバター
bamoblog 柔道整復師 鍼灸師
1998年生まれ 東京都出身・東京→埼玉→東京育ち 【保有資格】鍼灸師・柔道整復師 【勤務経歴】 南池袋の手技特化の整骨院で8年勤務 池袋の運動療法特化の整骨院に転職 柔道整復師、鍼灸師として延べ1万人以上の背術経験を持つ。姿勢改善と根本改善を専門とし、身体の知識を深めている

-サプリメント, 栄養の基礎
-,