カード解説

【エムットとは】三菱UFJの新ブランドを解説。Oliveとの違いは「銀行が主役」であること

本ページはプロモーションを含みます。掲載している年会費や還元率などの条件は執筆時点で各カード会社の公式サイトに記載されている内容です。お申し込みの際は必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。

エムット(Emutto)は、三菱UFJフィナンシャル・グループが2025年6月2日に始めた新しい金融サービスブランドです。

「お金のあれこれ、まるっと。」という言葉が示すとおり、銀行・カード・証券・資産運用・相続までをひとつにまとめるという構想です。三井住友のOliveと比較されることが多いのですが、設計思想はかなり違います。

結論。銀行を中心に据えた経済圏です

エムットの要点


三菱UFJ銀行アプリが入口になり、グループの各サービスがつながります
Oliveがカード中心なのに対し、エムットは銀行中心の設計です
対象店舗にスーパーが多く含まれるのが実用面での強みです
グループ共通のエムットポイントは2026年度に導入予定です

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年会費や還元率は変更される場合があります。最新の条件は公式サイトでご確認ください。

何がつながるのか

三菱UFJ銀行アプリを起点に、グループ各社のサービスが連携します。

分野 つながるサービス
決済 三菱UFJカード、COIN+、バンドルカード
資産運用 三菱UFJ eスマート証券、ウェルスナビ
相続・信託 そうぞくガイド、三菱UFJ信託銀行のサービス

これまで別々のアプリとIDで管理していたものが、グループ共通のIDでひとつにまとまるという点が中核です。

Oliveとの違い

同じ「金融グループの統合サービス」でも、出発点が違います。

エムット(MUFG) Olive(SMBC)
中心にあるもの 銀行 クレジットカード
連携の考え方 グループ内で完結する形 グループ外の企業とも組む形
対象店舗 コンビニ・飲食店に加えてスーパーが多い コンビニ・飲食店が中心
開始時期 2025年6月 2023年3月

Oliveは1枚のカードにクレジット・デビット・ポイント払いを集約する「カードが主役」の作りです。対してエムットは銀行アプリがすべての入口になります。

もうひとつの違いが提携の方針です。SMBCはソフトバンクやSBIグループなどグループ外とも積極的に組むのに対し、MUFGは自グループのサービスで固める方向です。使う人から見れば、すでにどちらの銀行をメインにしているかで自然に決まります。

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実用面での強みはスーパーです

エムットの特典で最も評価されているのが、優遇対象の店舗にスーパーが多く含まれる点です。

コンビニや飲食店だけが対象だと、還元を受けられる金額には限りがあります。食料品の買い物は生活費の中で金額が大きく、しかも毎週発生します。ここが対象に入っているかどうかで、実際に貯まる量は変わります。

対象店舗は拡大が続いており、2026年6月にはカフェやスーパーなど8ブランドが追加されて計37ブランドになりました。

エムットポイントとCOIN+

グループ共通ポイントであるエムットポイントは、2026年度の導入が予定されています。三菱UFJニコスのグローバルポイントを、グループ横断で使える形に広げるものです。

注目すべきは出口です。エムットポイントはCOIN+に交換でき、COIN+の残高は銀行口座へ出金できます。

ポイントは使い道が限られるほど価値が下がります。交換先が少なかったり、特定の店でしか使えなかったりすると、貯めても持て余します。銀行口座へ現金として戻せる経路があるのは、ポイントの価値を目減りさせにくい設計です。

ロイヤリティプログラム

取引状況に応じて優遇の度合いが変わる5段階のロイヤリティプログラムが、2026年度中の導入を予定して発表されています。

ランクに応じて、ポイント還元率だけでなく金利や各種手数料も優遇される設計です。給与の受け取り、資産運用、カードの利用といった取引をまとめるほど有利になります。

これは他の金融グループも採用している考え方で、取引を1か所に集約させることが狙いです。裏を返せば、複数の銀行に分散させている人にはメリットが出にくい仕組みでもあります。

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誰に向いているか

三菱UFJ銀行をメインバンクにしている人。すでに給与の受け取り口座にしているなら、そのままカードや証券をつなげるだけで条件を満たしやすくなります。

対象のスーパーを普段使っている人。オーケー、東急ストア、肉のハナマサなどが生活圏にあるなら、還元の効き方が変わります。

逆に、メインバンクが別にある人は無理に寄せる必要はありません。取引をまとめてこそ効く仕組みなので、中途半端に使うと恩恵が小さくなります。

注意しておくこと

すべてが揃っているわけではありません。エムットは段階的に展開されており、グループ共通ポイントやロイヤリティプログラムなど中核となる機能は2026年度以降に本格化する予定です。現時点で完成した経済圏として比べると、先行するOliveのほうが実装は進んでいます。

還元率の「最大」表示には条件があります。三菱UFJカードの最大20%という数字は、対象店舗であることに加えて複数の条件を満たした場合の理論値です。実際に何%になるかは、自分が満たせる条件次第で変わります。

よくある質問

エムットを使うのに費用はかかりますか

ブランドとしての利用料はありません。ただし個別のサービス(カードの年会費など)は各サービスの条件に従います。

三菱UFJ銀行の口座は必須ですか

銀行アプリが入口となる設計のため、口座があることが前提になります。

すでに三菱UFJカードを持っている場合はどうなりますか

アプリの連携を進めることで対象になります。ただしカードの種類によって扱いが異なるため、公式サイトで対象カードを確認してください。

Oliveと両方使えますか

両方を使うこと自体は可能です。ただしどちらも取引をまとめるほど有利になる設計なので、分散させると効果は薄まります。

まとめ

エムットは三菱UFJ銀行を中心に据えた経済圏です。カードを中心にしたOliveとは出発点が違い、すでに三菱UFJ銀行をメインにしている人ほど自然に恩恵を受けられます。

実用面での強みは優遇店舗にスーパーが多いこと。日常の食費で還元が効くのは、コンビニ中心の設計より積み上がりやすい構造です。

ただし中核機能の実装はこれからという段階でもあります。今すぐ完成度で選ぶなら先行するOliveに分があり、メインバンクで選ぶならエムットという整理が現実的です。

なお各サービスの条件は変更される可能性があります。詳細は公式サイトで最新の内容をご確認ください。


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