本ページはプロモーションを含みます。掲載している年会費や還元率などの条件は執筆時点で各カード会社の公式サイトに記載されている内容です。お申し込みの際は必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。
年会費無料のクレジットカードを1枚だけ作るとしたら、楽天カードとPayPayカードのどちらを選ぶべきか。どちらも年会費が永年無料で、基本のポイント還元率も1パーセントです。数字だけを並べると差がつかないため、比較記事を読んでも決めきれないまま終わってしまいがちです。
この記事では、2枚の違いが実際に効いてくる場面だけを取り出して、どういう人がどちらを選ぶべきかを先に結論として書きます。
先に結論。楽天市場を使うなら楽天カード、PayPayを使うならPayPayカード
身も蓋もない言い方になりますが、この2枚は「どちらが優れているか」ではなく「自分がどちらの経済圏にいるか」で決まります。
結論
楽天市場で買い物をする人、海外旅行に行く可能性がある人は楽天カード。
普段の支払いがPayPayで完結している人はPayPayカード。
どちらの経済圏にも属していないなら、海外旅行保険が付く分だけ楽天カードが無難です。
楽天カードには海外旅行傷害保険が付いていますが、PayPayカードには付いていません。年会費無料のカードとしては珍しい差です。一方でPayPayカードには、PayPay残高へチャージできる唯一のクレジットカードという、他では代替できない機能があります。
基本スペックの比較
| 項目 | 楽天カード | PayPayカード |
|---|---|---|
| 年会費 | 永年無料 | 永年無料 |
| 基本還元率 | 1パーセント(100円で1ポイント) | 1パーセント(最大1.5パーセント) |
| 貯まるポイント | 楽天ポイント | PayPayポイント |
| 家族カード | 無料 | 無料(最大10枚) |
| ETCカード | 550円(税込)/ダイヤモンド・プラチナ会員は無料 | 550円(税込)/1枚 |
| 海外旅行傷害保険 | あり(死亡・後遺障害で最高2,000万円) | なし |
| 申込条件 | 18歳以上 | 18歳以上 |
| 利用可能枠 | 最高100万円 | 審査により決定 |
表を見ると分かるとおり、年会費、還元率、家族カード、ETCカードの条件はほぼ同じです。明確に差がついているのは海外旅行傷害保険の有無だけです。したがって、この表だけで決めようとすると必ず行き詰まります。実際の差はこの先にあります。
ポイント還元率1パーセントの中身が違う
楽天カードは楽天市場での上乗せが本体
楽天カードの1パーセントは、どこで使っても100円につき1ポイントという分かりやすいものです。しかし楽天カードの実力が出るのは楽天市場での買い物です。楽天市場ではSPUという仕組みがあり、楽天カードで支払うだけでカード特典分としてポイントが上乗せされます。楽天モバイルや楽天銀行など他のサービスを併用していると、この倍率はさらに積み上がっていきます。
逆に言えば、楽天市場を使わない人にとっての楽天カードは、単なる還元率1パーセントのカードです。ここを理解しないまま「楽天カードはポイントが貯まる」という評判だけで作ると、想像したほど貯まらないという結果になります。
PayPayカードは支払い方法によって上下する
PayPayカードの基本還元率は1パーセントですが、公式には最大1.5パーセントと表記されています。この差は利用状況の条件によって変わるもので、常に1.5パーセントが適用されるわけではありません。カードを申し込む前に、自分の使い方でどの付与率になるかを公式サイトで確認しておいたほうが確実です。
PayPayカードで押さえておくべきなのは還元率よりも、PayPay残高にチャージできる唯一のクレジットカードであるという点です。PayPayで支払いたいがコンビニでの現金チャージや銀行口座からのチャージは面倒だという人にとって、これは他で置き換えのきかない機能です。
PayPayカード
年会費永年無料。PayPay残高にチャージできる唯一のクレジットカード。
年会費や還元率は変更される場合があります。最新の条件は公式サイトでご確認ください。
海外旅行傷害保険がある楽天カードとないPayPayカード
年会費無料のカードで最も分かりやすい差がここです。楽天カードには海外旅行傷害保険が付帯し、死亡・後遺障害の場合で最高2,000万円が補償されます。一方でPayPayカードには旅行保険の付帯がありません。旅行保険が付くのは年会費11,000円(税込)のPayPayカード ゴールドからです。
楽天カードの海外旅行傷害保険は利用付帯です。旅行代金や現地までの交通費をそのカードで支払っていることが適用条件で、カードを財布に入れて持っていくだけでは適用されません。
この条件を知らずに「保険が付いているから安心」と思い込むのが一番危険です。年に一度でも海外に出る予定があるなら、この差だけで楽天カードを選ぶ理由になります。海外に行かないのであれば、この項目は無視して構いません。
ETCカードと家族カードの扱い
ETCカードはどちらも年550円(税込)がかかります。ただし楽天カードには例外があり、楽天会員のランクがダイヤモンド会員またはプラチナ会員であればETCカードの年会費が無料になります。楽天市場や楽天サービスをある程度使っている人であればプラチナ会員には比較的到達しやすいため、車をよく使う人には楽天カードのほうが有利になりやすい部分です。
家族カードはどちらも年会費無料で発行できます。PayPayカードは本会員1枚につき最大10枚まで発行できるため、家族が多い場合はこちらのほうが融通が利きます。
2枚とも作るという選択肢について
どちらも年会費が永年無料なので、実は「両方作る」が最も損の少ない答えになる場合があります。維持コストがゼロである以上、持っているだけで発生する不利益は基本的にありません。
短期間に複数のカードへ同時に申し込むと、申込情報が信用情報機関に記録され、審査で不利に働くことがあります。2枚とも作りたい場合は、1枚目が発行されてから半年程度あけて2枚目を申し込むほうが無難です。
また、カードの枚数を増やすと利用明細の管理が分散します。家計を把握したいという目的でカードを作るのであれば、まずは経済圏に合う1枚に集約したほうが結果的にうまくいきます。
よくある質問
楽天ポイントとPayPayポイント、どちらが使いやすいですか
使える店舗の数という意味ではどちらも全国規模で、大きな差はありません。判断基準になるのは、楽天ポイントは楽天市場での買い物や月々のカード支払いに充当でき、PayPayポイントはPayPayアプリでの支払いにそのまま使えるという点です。ネット通販中心なら楽天、実店舗中心ならPayPayのほうが消化しやすい傾向があります。
審査に通りやすいのはどちらですか
カード会社は審査基準を公表していないため、どちらが通りやすいかを断定することはできません。ただし両方とも年会費無料の一般カードであり、申込条件は18歳以上と設定されています。収入や信用情報に大きな問題がなければ、極端に難しい部類のカードではありません。
すでに片方を持っています。もう1枚作る意味はありますか
楽天カードを持っている人がPayPayカードを追加する意味は、PayPay残高チャージができるようになる点にあります。逆にPayPayカードを持っている人が楽天カードを追加する意味は、海外旅行傷害保険と楽天市場での上乗せです。この2点に当てはまらないのであれば、無理に増やす必要はありません。
まとめ
楽天カードとPayPayカードは、年会費も基本還元率も同じで、スペック表を眺めても差がつきません。実際に効いてくるのは、楽天市場を使うかPayPayを使うかという生活側の事情と、海外旅行傷害保険が要るかどうかの2点です。
楽天市場で買い物をする、あるいは海外に行く可能性があるなら楽天カード。日常の支払いがPayPayで完結しているならPayPayカード。この線引きで決めて問題ありません。どちらにも当てはまらない場合は、保険が付いている分だけ楽天カードを選んでおくのが無難です。
この記事で比較した2枚
楽天カード
年会費永年無料。還元率1%で楽天市場ならさらに上乗せ。海外旅行傷害保険つき。
年会費や還元率は変更される場合があります。最新の条件は公式サイトでご確認ください。
PayPayカード
年会費永年無料。PayPay残高にチャージできる唯一のクレジットカード。
年会費や還元率は変更される場合があります。最新の条件は公式サイトでご確認ください。
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