本ページはプロモーションを含みます。掲載している年会費や還元率などの条件は執筆時点で各カード会社の公式サイトに記載されている内容です。お申し込みの際は必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。
楽天カードと三井住友カード(NL)は、年会費無料のカードとして最もよく名前が挙がる2枚です。どちらも年齢制限がなく、VisaとMastercardを選べるので、1枚目の候補として並びやすい組み合わせでもあります。
ただしこの2枚は、ポイントを取りに行く場所がまったく違います。その違いから説明します。
先に結論。ネット通販なら楽天、コンビニなら三井住友
結論
買い物の中心がネット通販、特に楽天市場なら楽天カード。
買い物の中心がコンビニやチェーンの飲食店なら三井住友カード(NL)。
どちらでもない人は、通常還元率が高い楽天カードのほうが取りこぼしが少なくなります。
この2枚は、通常還元率で見ると楽天カードが1.0パーセント、三井住友カード(NL)が0.5パーセントで、倍の差があります。それでも三井住友カード(NL)が選ばれるのは、特約店での還元が突出しているからです。どちらが強いかは、あなたのお金がどこに落ちているかで反転します。
基本スペックの比較
| 項目 | 楽天カード | 三井住友カード(NL) |
|---|---|---|
| 年会費 | 永年無料 | 永年無料 |
| 通常還元率 | 1.0パーセント(100円で1ポイント) | 0.5パーセント(200円で1ポイント) |
| 強い場面 | 楽天市場でSPUの上乗せが乗る | 対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済により7パーセント |
| 貯まるポイント | 楽天ポイント | Vポイント |
| 国際ブランド | Visa/Mastercard/JCBなど | Visa/Mastercard |
| 入会条件 | 18歳以上 | 18歳以上(高校生を除く) |
| ETCカード | 550円(税込)/ダイヤモンド・プラチナ会員は無料 | 初年度無料。翌年度以降は前年度にETC利用の請求があれば無料、なければ550円(税込) |
| 海外旅行傷害保険 | 利用付帯で最高2,000万円 | 利用付帯 |
還元の設計思想がまったく違う
楽天カードは面で取る
楽天カードはどこで使っても100円につき1ポイントです。加えて楽天市場での買い物ではSPUという仕組みが働き、楽天カードで支払うだけでカード特典分が上乗せされます。楽天モバイルや楽天銀行を併用していれば、倍率はさらに積み上がります。
特定の店を狙う必要がなく、日常のあらゆる支払いで1.0パーセントが確保されるのが強みです。考えることが少なくて済むカードとも言えます。
三井住友カード(NL)は点で取る
三井住友カード(NL)の通常還元率は0.5パーセントで、これは高くありません。その代わり、対象のコンビニや飲食店では7パーセントになります。セブン‐イレブンでは条件を達成すると最大10パーセントです。
普段の支払いでは負けていても、対象店舗での支払い額が大きければ総額で逆転します。使う場所が決まっている人ほど有利になる設計です。
どちらが得か、金額で見る
ケース1 コンビニ・対象飲食店に月2万円、それ以外に月3万円
三井住友カード(NL)は、対象店で7パーセントなら年間16,800円分、それ以外は0.5パーセントで年間1,800円分。合計18,600円分。
楽天カードは全額1.0パーセントで年間6,000円分。
三井住友カード(NL)の勝ちです。
ケース2 楽天市場に月2万円、それ以外に月3万円
楽天カードは通常分で年間6,000円分に加え、楽天市場ではSPUの上乗せが乗ります。
三井住友カード(NL)は対象店を使わないので0.5パーセントで年間3,000円分。
楽天カードの勝ちで、しかも差が開きます。
結局のところ、月にコンビニや対象の飲食店でどれくらい使うかという一点で決まります。この金額が月1万円に届かないなら、三井住友カード(NL)を選ぶ理由は薄くなります。
三井住友カード(NL)
年会費永年無料。対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済なら7%還元。
年会費や還元率は変更される場合があります。最新の条件は公式サイトでご確認ください。
三井住友カード(NL)の7パーセントには条件がある
カードを店員に渡して支払っても7パーセントにはなりません。スマートフォンに設定したVisaのタッチ決済またはMastercardタッチ決済を使うか、対象のモバイルオーダーで支払うことが条件です。
プラスチックカードをそのままタッチした場合は還元率が下がります。ここを知らずに使い続けると、想定した還元が得られません。カードが届いたら、まずスマートフォンの決済アプリに登録するところまで済ませてください。
また、対象店舗は決まっています。セブン‐イレブン、ローソン、マクドナルドなど主要な店は含まれますが、すべてのコンビニ・飲食店が対象ではありません。自分がよく行く店が入っているかは、申し込む前に公式サイトで確認してください。
楽天カードにも弱点がある
楽天カードは通常還元率1.0パーセントが強みですが、すべての支払いで1.0パーセントというわけではありません。電気・ガス・水道などの公共料金、国税・地方税、国民年金保険料は500円につき1ポイント、つまり0.2パーセントに下がります。
固定費を楽天カードにまとめようと考えている人は、この点を織り込んでおく必要があります。金額が大きい支払いほど、この差は効いてきます。
ETCカードの条件も違う
楽天カードのETCカードは年550円(税込)ですが、楽天会員のランクがダイヤモンド会員またはプラチナ会員なら無料です。楽天のサービスをある程度使っている人であれば、実質無料になりやすい条件です。
三井住友カード(NL)のETCカードは初年度無料で、翌年度以降は前年度にETC利用の請求が1回以上あれば無料です。年に一度でも高速道路を使うなら無料が続きます。逆に、作ったまま何年も使わない可能性があるなら、楽天会員ランクを満たしている楽天カードのほうが確実です。
よくある質問
両方作ってもいいですか
どちらも年会費が永年無料なので、両方持って使い分けるのは合理的です。ただし国際ブランドは分けてください。また、同時に申し込むと審査で不利になることがあるため、1枚目が届いてから半年ほどあけて2枚目を申し込むのが無難です。
海外旅行保険はどちらが有利ですか
どちらも利用付帯で、旅行代金や現地までの交通費をそのカードで支払っていることが適用条件です。カードを持っているだけでは適用されません。補償内容は改定されることがあるため、渡航前に公式サイトで最新の条件を確認してください。
ポイントはどちらが使いやすいですか
楽天ポイントは楽天市場での買い物や月々のカード支払いに充当できます。Vポイントは対応する店舗での支払いやカード利用代金への充当ができます。ネット通販中心なら楽天ポイントのほうが消化しやすいでしょう。
まとめ
楽天カードと三井住友カード(NL)は、通常還元率では楽天カードが倍ですが、対象店舗での還元では三井住友カード(NL)が圧倒します。どちらが得かは、コンビニや対象の飲食店での支払い額で決まります。
楽天市場を使う人、支払い先が分散している人は楽天カード。コンビニやチェーンの飲食店での支払いが月1万円を超える人は三井住友カード(NL)。この線引きで判断してください。
この記事で比較した2枚
楽天カード
年会費永年無料。還元率1%で楽天市場ならさらに上乗せ。海外旅行傷害保険つき。
年会費や還元率は変更される場合があります。最新の条件は公式サイトでご確認ください。
三井住友カード(NL)
年会費永年無料。対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済なら7%還元。
年会費や還元率は変更される場合があります。最新の条件は公式サイトでご確認ください。
初めてのクレジットカードは、年会費が永年無料であること、国際ブランドがVisaかMastercardであること、自分がよく使う店で還元が乗ることの3つで決まります。年会費無料の定番4枚の早見表と、初めての人がやりがちな失敗もまとめました。 電気代やガス代のクレジットカード払いはお得と言われますが、カードによっては還元率が通常の5分の1まで下がります。楽天カードは公共料金・税金・国民年金保険料が500円につき1ポイント。損をしない支払い方の考え方を整理しました。
【初めてのクレジットカード】選ぶ基準は3つだけ。年会費・国際ブランド・使う店で決まります
【要注意】公共料金のクレジットカード払いは還元率が下がる。電気・ガス・水道・税金の落とし穴
この2枚をもっと詳しく
それぞれのカードのメリットとデメリットは、単体の解説記事にまとめています。
楽天カードのメリットとデメリットを両方はっきり解説します。通常還元率1.0%と海外旅行保険という強みの一方、公共料金と税金は0.2%に下がり、保険は利用付帯、ETCは条件付きで有料です。持つべき人とやめたほうがいい人を明確にしました。 三井住友カード(NL)のメリットとデメリットを両方解説します。対象のコンビニ・飲食店で7%という強みの裏で、通常還元率は0.5%、しかも7%はスマホのタッチ決済限定です。持つべき人とやめたほうがいい人を明確にしました。
【楽天カードの評判】メリット4つとデメリット4つ。どんな人が持つべきか結論を出します
【三井住友カード(NL)の評判】7%の条件と、通常0.5%というデメリットを正直に解説